車輪の下の独り言

日々の生活で感じたことや本の感想のつぶやき

いつもと違う朝

いつもと同じ時間に起床してごはんを食べ、出かける準備をしてから家を出た。

その時まではいつもと変わらない朝だった。

 

車に乗り、職場へ向かう。

『何かが違う。』

大通りにさしかかった時、異変に気がついた。

 

車の量が少ないのだ。

 

いつもは渋滞している道路がすいていた。

職場まで50分かかるところ、30分で着いた。

 

 

『今日は春分の日だったな。』

仕事が休みの人が多いから、車が少なかったのだ。

 

 

多くの人と同じように車に乗って出勤することに慣れていた自分は、寂しさを感じた。

 

同じ時間に通勤をしているということで仲間だと考えていたが、

それはうわべだけの関係だった。

 

群れて生活しているが、人はみなひとりである。

おめでたい祝日に、孤独になった。

 

孤独になって自分自身と向き合い、自分らしい生き方をしていこう。

『咳をしても一人』なのだから。